Woltに続いてmenuも撤退。注文は来るのになぜフードデリバリー会社は消えるのか

menuが撤退する…

注文はこんなに来るのに、なぜフードデリバリー会社は撤退するのか?この業界は何が難しいのかの考察。

 

Woltに続いてmenuも撤退。注文は来るのになぜフードデリバリー会社は消えるのか

注文は普通に来る。

9月は閑散期と聞いていたのに、私が稼働している地域では注文が深夜、早朝以外はほとんど途切れません。

それなのに、フードデリバリー会社は次々と日本市場から撤退しています。

Woltは2026年3月4日で日本でのサービスを終了、KDDI傘下のmenuも、2026年9月30日でサービスを終了する。過去にはfoodpandaもあったが撤退してる。

不思議

Woltは、長期的に成長できると判断した市場へ投資を集中する方針だと説明、menuもフードデリバリー市場の競争環境や今後の事業見通しを検討した結果、経営資源を別の分野へ配分するため終了を決めたとしています。

客がいないからサービス終了という単純な話ではない

日本のフードデリバリー市場そのものは縮小しているわけでもない、2025年の国内フードデリバリー市場は約8000億円で、2019年と比較すると約2倍の規模になってる、需要そのものは残ってる。

注文があっても儲かるとは限らない

店から料理を受け取る
↓
バイクで運ぶ
↓
1件の報酬を受け取る

単純な仕組みだが、運営会社はその裏側でかなり金がかかっている。

ユーザーを集める広告。送料無料キャンペーン。クーポン。配達員への報酬。加盟店獲得。アプリやシステムの開発。カスタマーサポート。そして同業との競争。

送料無料などのキャンペーンが始まると注文が増えているように感じることがあるが、送料無料にして注文が増えても、その費用を誰かが負担している状態、注文数が増えたから、そのまま利益が増えるわけではない、ここが普通の飲食店とは違うところなのかもしれん。

 

フーデリは「数を集めた者勝ち」なのか

フードデリバリーユーザーから見ると、どのアプリもやっていることはほとんど同じ。

店を選ぶ。料理を選ぶ。配達してもらう。

そうなると競争手段は、「送料無料」「○○円引き」「初回○○円割引」完全に価格競争。

店側としても、注文の少ないサービスより注文が多いサービスを優先するはず。

 

配達員も同じ注文が多く鳴るアプリを使う。

利用者が増える
↓
加盟店が増える
↓
配達員が増える
↓
さらに使いやすくなる

という良い循環ができる。

 

逆に利ユーザーが少ないサービスでは

注文が少ない
↓
配達員が集まらない
↓
配達しづらくなる
↓
さらに利用者が減る

という逆回転が起きる。

フーデリは、ある程度まで規模を取った会社がかなり有利なビジネスなのかもしれんね。

 

出前館もかなり厳しいらしい

menuやWoltだけはなく、出前館も2026年8月期について大幅な赤字を見込んでおり、ITmediaによれば第3四半期累計では売上高282.9億円に対して売上原価281.5億円、原価率99.5%という数字にないる。

売上は何百億円もあるが、利益が出ない、この数字を見ると、「注文がたくさんある=儲かる」ではないということがよく分かるよ…大変だな

 

注文が来る。不思議な業界

各社の詳しい採算までは分かりませんが、注文は確実に存在しています。

店に行けば料理が並んでいる、マクドナルドなどでは配達員が何人も待ってることはざらにある、利用者も普通に注文している。

なのに企業は撤退していく。

需要がない産業なら分かるが徹底していく、フーデリはユーザーを集めることより、そのユーザーから利益を出すことの方が難しいビジネスなのだろう。

Woltが消え、menuも消える。

このまま日本のフードデリバリーが数社だけの世界になっていくのか、少し気になる。

出前館は残ってほしい…